マネジメントリーダーの役割とは | 管理職向けワークショップ・セミナー 東京

マネジメントリーダーの役割とは

マネジメントリーダーとは

マネージングリーダーは組織を引っ張っていくという点では通常のリーダーと同じですが、他の点ではさまざまに異なります。

マネージングリーダーに必要なスキルとはどういったもので、それを身につけるにはどのようにしたらよいのでしょうか?

今回は混同されがちな「リーダーシップ」と「マネジメント」のそれぞれの特徴ついてご紹介し、それぞれに必要なスキルとは何か、具体的にどのようにすればそのスキルを身につけられるのかという点についてご紹介してまいります。

リーダーシップとは?

リーダーシップとは、企業のビジョンや夢などを明確にして、従業員のパフォーマンスを最大化させながらその実現に向かって引っ張っていく能力のことです。

英語でleaderといえば「指導者」や「扇動者」といった意味を持ちますが、カリスマ的な力で部下やチームのメンバーをしっかりと牽引していくイメージが強い言葉と言えるでしょう。

とはいえ実際の現場では、組織環境を丁寧に細かく整備したり、日々社員の模範となる振る舞いや判断を行う、地道で戦略的な行動も必要になります。

リーダーシップの役割

リーダーシップの役割は、まず組織に明確な長期的ビジョンや進んでいく方向についてを示すことです。組織全体の道しるべとなる役割を果たすことによって、チームメンバー全員がバラバラに動かず一致団結して仕事を行っていくことが可能になります。

もう一つの役割はチーム全体の模範となることです。従業員達全員がリーダーの人間性を尊敬し「自らもあのようになりたい」と思っていなければ、組織全体が足並みをそろえて運営を続けていくことができません。

リーダーシップの仕事

リーダーシップに求められる仕事は、会社の信念やビジョンをしっかりと提示し、従業員が迷いなく目標達成に向けて業務に集中できる環境を整えていくことと言えるでしょう。また行動を決定し、その行動に向かっていく模範を示すことによって、従業員やフォロワーたちが後に続くように牽引していくこともリーダーに求められる仕事の一つです。しっかりとしたリーダーシップを発揮すれば部下の従業員たちはただ指示に従うだけではなく、自主的に考えながら行動し、また組織を健全に運営していく方法を見つけ出そうとするようになります。

リーダーシップに必要な人間性

多くの人々がただ命令に従うのではなく、主体性を持って働くように導いていける人間性がリーダーには必要になります。それぞれが自分の利益だけを求めて仕事をする組織では効率的に成果を出すことができないばかりか、不健全な文化や風習がはびこってしまう原因にさえなります。従業員の誠実さはコンプライアンスの面が重視されている現在では企業の成長にとって欠かせない要素ですが、誠実さを持たせられるかどうかはリーダーの人間性にかかっていると言えるでしょう。ただ形式上立場を置いているのではなく、従業員たちを奮い立たせる人間的な魅力が必要なのです。

またリーダーは上の人間がいないわけですから、自ら率先してさまざまなことを判断し、決断し、新しいことに挑み続ける不屈の精神も備えていることが必要です。明確な根拠や勝算がないことでも、自分で考えた予測に基づいて新しい事業を展開し、従業員を引っ張っていかなければいけません。

組織におけるリーダーとは?

続いて組織におけるリーダーの必要なスキルや、そのリーダーの種類についてみていきましょう。

リーダーに必要なスキル

必要なスキルは以下の3点です。

  • ・従業員に明確にビジョンを示すことができる
  • ・他の人が予測ができない世の中の流れを見極められる
  • ・忠誠心を人から引き出せる

・従業員に明確にビジョンを示すことができる

組織においてリーダーシップが必要になるのは、企業が好調な時よりも、組織が停滞してしまっている時、組織全体で新しい事業に取り組もうと考えている時でしょう。先行きが不明確な時にビジョンや信念を持った人間による、進むべき道の明確化が成功の鍵を握ります。そのような明確化があれば少々会社が不調に傾いている時であっても、従業員たちは迷いや心配なく仕事に邁進できるようになるのです。

・他の人が予測ができない世の中の流れを見極めるスキル

企業運営においては、「必ずこうすればうまくいく」とか「こうした前例があるから必ず収益が出る」といった絶対の方法がないことがほとんどです。確実に収益の出ることであれば他の企業ももちろんそれを行うので差がつきません。収益を出し続けるには、他が行なっていない商品を開発したり、サービスを常に見つけ出さなければいけないことがあります。そのようなことを実現するには、正しくビジョンや将来の目標を見極められる先見性と、さらにその自分の先見性を信じることができることが必要です。

・忠誠心を他人から引き出せるスキル

根拠がないことを従業員に理解させ信じてもらうためには、人間的な魅力も兼ね備えている必要があります。他のメンバーを率いる影響力がある人間的な魅力と、ビジョンへの情熱などが重要になってきます。従業員がただ立場が上の人の命令だから従う、という理由だけではない強い尊敬を勝ちうる必要があります。

必要なスキルを身につけるためには?

こうしたリーダーシップに不可欠な力は必ずしも生まれながらの才能ではなく、インプットによっても身につけられます。たとえば、研修を利用したり、コーチング講座を利用することなどです。

研修や講座によるインプットも大切

リーダーシップやマネジメントスキル習得に力を入れている研修や講座は多数ありますので、それらを受講していくことでリーダーシップに必要なスキルが身につきます。特にリーダーシップに自信がない人や、経験が浅い人は、インプット不足の可能性があります。書籍なども参考に過去のリーダーから学んだり、そうしたリーダーシップについての研究を行っているコンサルタントなどのアドバイスを聞いたり、情報集めに努めましょう。

さまざまなコーチング技術の把握

最近人気になってきているコーチングについての知識も入れておきましょう。コーチングとは「指導者と指導を受ける側がどのようなコミュニケーションを行えば、効率的に課題の発見や解決方法が見つけられるか」を模索する人材開発手法のことです。現在ではその技術なども体系化しており、誰でも学んで身につけることができるようになっています。コーチング研修なども頻繁に開催されているので、利用を検討してみましょう。

マネージングリーダーとは?

マネージングリーダーは、リーダーの中でも、特に会社の「マネジメント」を行っていくリーダーのことです。

マネジメントはリーダーシップとは異なり、しっかりと成果の分析や管理を行うことによって、集団活動の運営を維持したり、推進させたりしていく能力のことです。ここまでご紹介してきたリーダーシップは創造力、先見性、人間的な魅力など、論理から離れた影響力がとても大事になりますが、マネージングリーダーは、目指すビジョンを実現するための根拠を明確にできる、論理的な思考力が大事になるといえます。

具体例

例えば組織に属しているメンバーのスケジュールをしっかりと管理したり、すでに結果が出ている前例などを丹念に調べて、それを自社に適用していったり、短期的な見通しを明確にしたり、利益がどれくらい出るかを数値として具体化したり、現実に立脚した戦略立案を行っていくことがマネージングリーダーの具体的な業務です。

リーダーシップは長期的なビジョンを示す一方で、マネジメントとはそのビジョンに沿った成果が出せる根拠を与える仕事なのです。

マネージングリーダーに必要な人間性

マネージングリーダーに必要な人間性

リーダーシップは将来的な夢や10年~20年などといった長い期間においての見通しを描いていく一方で、マネジメントは現実に立脚し、短期的な見通しを描いていくことです。集団活動をいつまでも維持・促進させる役割を担い、必要な計画や手順にまで落とし込んで目標や結果を達成していくのがマネージングリーダーなのです。したがって論理的な思考や現実的な視点と、感情に左右されない冷静に現実を分析できる人間性が必要ということが言えるでしょう。

マネジメントスキルの身に付け方

続いてマネージングリーダーの仕事と、どのようにしてその仕事ができるマネジメントスキルを身につけていけばよいかを説明します。

マネジメントにおいて必要な仕事とは

マネジメントにおいて必要な仕事は以下の4点です。

  • ①現実的な目標を設定できる
  • ②動機づけをきちんと行える
  • ③評価できる
  • ④人材育成ができる

①現実的な目標を設定できる

組織全体のリーダーによって示されたビジョンを、具体的なゴールにまで落とし込む力がマネージングリーダーには必要です。そのビジョン達成のために具体的にどのようなことを日々行なって行けば良いかを、過去のデータや調査を元に決めていきます。目標の達成のために必要な活動や意思決定を押さえながら、一つ一つの仕事に細分化していき、それぞれを誰が担当するかと言ったことの割り当てや人選もできる必要があります。

②モチベーションを管理する力

また従業員のモチベーション管理をしっかりと行なっていく力もマネージングリーダーには必要です。リーダーシップは強い信念や人間的な魅力によって、従業員の忠誠心を高めていく方法ですが、マネージングリーダーの場合はもっと現実的なインセンティブや報酬、それから昇進・昇格といった手段によって、モチベーションを管理していきます。

③客観的に評価できる力

何か一つの課題を終えたならば、それを冷静に評価し、次の課題へ活かしていくことも大切です。具体的にそれが成果に出たかそしてどのような成果が出たかなどといったことを数字に落とし込んで分析・フィードバックを行っていきます。しかし評価と言っても、自分の好き嫌いや気分でなんとなく判断するのではなく、誰が見ても納得できる明確な根拠を持って評価しなければなりません。マネージングリーダーが自分を捨てて正当な評価をすれば、従業員も評価を次に活かすようになり、将来的な生産性やモチベーションの底上げに繋がります。

④育成する力

マネージングリーダーは人材というとても重要な経営資源を育てていく能力も必要です。部下の強みなどを客観的に判断し、どのような仕事が向いているか、どのような仕事をすればその人が存分に力を発揮できるかと言ったことを見極めて、導いていくことも大切な仕事の一つと言えるでしょう。

マネージングリーダーのスキルの身に付け方

マネジメントリーダーに必要なスキルを身につけていくことも、研修や講座などによるインプットが大切になります。しかしマネージングリーダーの場合は、特に以下の力を身に付けることを心がけるとよいでしょう。

・論理的思考力

まずはきちんとした論理的思考力を身につけるということを心がけましょう。感情に流されずに冷静に状況を判断し、楽観もせず悲観もせず、どのように行って行けば良いかといった判断が問われます。そしてその一つ一つの意思決定に、論理的な飛躍がないように具体的な事業計画まで落とし込んでいくことが必要になります。

・コミュニケーション能力

きちんとしたコミュニケーション能力を磨くことも必要です。そのような論理的思考力を発揮して、きちんとそれを伝えられるようにならなければいけません。特にマネジメントリーダーの方は冷たく厳しい判断をしなければいけない場面も多いので、そういった時にしっかりと相手を説得できるだけのコミュニケーション能力や、後々のフォローなどをきちんと行えるコミュニケーション能力を身に付けていくことを心がけましょう。

・マネジメントサイエンス

特に現在ではマネジメントサイエンス(経営科学)と呼ばれる研究も進んでいます。経営に関する問題の科学的な解明を目指して研究されていますが、そのような点についても、タイムマネジメントや人材アセスメントスキルなどを身につけていくことが大切だということが言えるでしょう。

【まとめ】 会社のhowを考えるのがマネージングリーダー

今回はマネージングリーダーについて、リーダーシップとの違いなどから詳しくご紹介してきました。

組織全体のリーダーはリーダーシップを発揮して企業の信念やビジョンなどを提示する役割であり、マネージングリーダーはその信念やビジョンを具体的に計画や戦略などに落とし込んで機能させる役割です。「この事業をなぜ行うのか」という会社のwhyを提示するのが組織全体のリーダーであるのに対して、具体的に成果にまで結びつけるhowを考えるのがマネージングリーダーと言えるでしょう。したがってマネージングリーダーに必要なスキルは、的確なデータから現実に立脚した事業計画を立案していけるような冷静な思考力と、それを具体的に形にしていく力が必要です。

The Excellent Manager
セッション

参加費 30,000円/1名(税込)

マネージングリーダーを目指すためのワークショップです。少人数のためリラックスして受講可能です。
マネジャーひとりひとりの課題背景は様々。自身の課題克服にフォーカスした1dayセッション。
会社からの期待、チームメンバー、マネジャーの仕事や生活習慣は十人十色であるため、カスタマイズされた練習方法が必要となります。一緒にディスカッションをして道筋を見出していきます。

Contents目次

  1. はじめにOpening
  2. エクセレントマネージャーとはExellent Manager
  3. サスティナブルリーダーシップSustainable Leadership
  4. グレートコミュニケーションGreat Communication
  5. チーム構築/メンバー向上Team /Member Upgrade
  6. おわりに・メッセージWarm up/Message

Sessionセッションの進め方

  • スライドの説明
  • 理解を深める→
    頭の整理(ディスカッション)
  • 具体的な課題の洗い出し
  • 課題に対するディスカッション
  • 試す価値のあるアイディア/
    能力をつけるための練習方法
  • 次のセッションへ

エクセレント マネジメントワークスで行っている管理職セミナー、マネジメント研修の講座を紹介します。
WEB講座を含めた4つの講座で、管理職の方、マネジメントについて悩みや不安を抱えている方へ問題解決の道筋を一緒に考えていきます。

コース・内容 参加費
Web講座 The Excellent Manager セッション
少人数(1−3名)で「Zoom」を使用しておこないます。
マネージングリーダーを目指すための管理職セミナー、マネジメント研修です。
10,000円/1名
Web講座 個別相談/ビジネスメンター
「Zoom」を使用しておこないます。
具体的な課題に対して、短期的に解決に導くアイディアや中長期に捉えて「それを克服するための練習方法」を一緒に考える管理職セミナー、マネジメント研修です。
3,000円/約1時間

なお、最新の講座情報はお知らせに追加されています。