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1/100人のマネージングリーダーになる The Excellent Managerコラム

2020.3.6

「ブレる」は悪か?

メンバーと話をしていると時々「マネージャーがブレている!」と聞くことがあります。マネージャー自身は「ブレてる」認識は無いはずですが。。
ということで今回は「ブレる」について考えてみます。

ほっておけない問題
チームの責任者であるマネージャーが「言うことが常に違う」ということはメンバーが混乱しやすいので、チームとして成果の最大化を目指すという点において決して良い状態ではありません。

視点の違い
何故そういうことが起こってしまうのでしょう?
マネージャーはチームで目標を達成するために常に考え、様々な指示を出します。なにもメンバーを混乱させることを目的にそうしている訳ではありません。しかしメンバーには「ブレている」と写ってる。
原因のひとつは「視点違い」です。マネージャーがチームとしての目標達成を軸に考えているのに対して、メンバーは直近の指示との比較で印象を持ちやすいからです。あと、チームの方向性や戦略の浸透が不十分であることも多いはずです。
チームの方向性や戦略についてのメンバーの理解が曖昧な上にマネージャーの指示を直近のそれと比較してしまえば誰であっても「マネージャーはブレている」となるのも無理からぬことでしょう。

殆どは本質的に「ブレていない」
もしマネージャーがチームの方向性や戦略そのもの、或いはそれに対して、様々なプレッシャーから一貫性の無い発言を繰り返しているのであれば、これは正に「ブレてる」と云えます。しかもかなりの重症です。
しかし、状況の変化に適応し適切にやり方を修正しようとしているのであれば(チームの方向性や戦略に対し)「ブレてはいない」のです。殆どがこちらのパターンだと思います。ただ、問題はメンバーが肚落ちするような適切なコミュニケーションが取られていないことです。

本当の悪は?
結論としては、「ブレる」のが悪いわけではなく、「ブレてる」と周りのメンバーが感じている状態にしていることこそが悪なのです。
このように「バズり易い」ワードには注意が必要です。メンバーが何故そう感じているのかを簡単にでも分析、要約して、信頼関係を損なわないように適切に対処していく必要があります。

エクセレントマネジメントワークス 原田 貴之