人々に支持されてこそ
会社というのは、世の中にある何かしらの問題や課題を「解決したい」ということを、明確に理念、ビジョン、ミッションという形で示しています。
そしてそれを解決または緩和すべく開発された製品やサービスが人々に支持されることで成りたっています。(支持される=お金を払って買っていただくこと)
長くその企業が存在できているということは少なからず世の中のためになっているということです。
もしミッションが妙な話「世界征服」とかだったらどうでしょう?直ぐに潰れてしまいますよね。或いは理念はしっかりしていても、解決したい問題や課題が世の中の人に全く関心が無かったり、製品やサービスが解決したい問題や課題に対して程遠いものであれば、やはり人々に支持されず存在することはできませんよね。
理念に共感した仲間
企業理念の実現に向かって進んでいくにはひとりではできないので、それに共感する仲間を集めて共に様々な仕事に取り組んでいく訳ですが、当然それには資金が必要です。そのためにはより多くの人々の支持、つまり稼がなくてはならないというシンプルな話です。
そう考えると、集まった人(メンバー)は、そもそも理念に共感し、自分もその一員として仲間に加わりたい人のはずなので、自ら考え動いていくことに何も問題ないはずなのですが、中々そう上手くはいかないのも現実です。
ハマったことから紐解く
そもそも「人が自ら考え動く」ということはどういうメカニズムなのかということですが、
これは仕事以外で自分の経験を考えてみればわかります。
今ハマっていること、あるいは過去にハマっていたことを思い出してみると、
ある人はゴルフであったり
ある人はゲームであったり
ある人はお城の知識であったり
他にもいろいろあると思います。
それに対して「こうなりたい」「だから練習したい」という「きっかけ」と、その目標(ありたい姿)に向かって近づいているという心地よさ(成長している感)が持続的な練習行動に繋がっていたのではないでしょうか。
気付けばプロや一流の専門家のレベルとはいかないまでも、始めた頃より随分と上達していた経験は誰にでもあるはずです。
モチベーションとエンゲージメント
そのことは仕事においても全く同じことが言えます。
人が「自ら考え動く」には、
・企業理念とメンバーの仕事を結びつける
・仕事とメンバーのありたい姿(個人の目標)を結びつける
・個人の目標とお金(給料)を結びつける
ことで、きっかけを作り(モチベーション)、
日々の承認と支援でエンゲージメントを高めるという2つのことを効果的に行っていくことが重要なのです。
エクセレントマネージャーワークショップやビジネスメンターでは、マネージャーの課題に対して「どのように克服したらいいのか?」「そのためには身につけるべき基本的な能力とは?」そして「その能力はどのようにしたら身につけられるのか?」ということについて其々のマネージャーに合わせた練習方法を一緒に開発するサポートをしております。
是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。
エクセレントマネジメントワークス 原田 貴之