チームは何故必要?
そもそもチームというのは何故必要なのでしょうか、というところから始めてみます。
逆に言えば優秀な個人を集めてくれば良いのでは?ということになるのですが。。。
私はチームは間違いなく必要という考えですが主に以下の理由からです。
・いかに優秀であったとしても得手不得手は必ずあります。パーフェクトな人はいないのだから補完し合うことがでチームとしての総合力を高めることができます。
・知の伝播が起こりやすく他者から学ぶことで個人の能力を更にブラッシュアップできます。
・チームでの達成感は個人のそれとはまた違った格別感があります。また単純に楽しい。
まだまだ沢山あると思います。
良いチームとは?
では良いチームとはいったい何でしょう?
マネージャーの方によってそれぞれ理想とする像があると思います。
私の考える良いチームとは、
・メンバー同士が仲が良いし認め合っている。
・チームとして問題は常に起こることを理解している。またチームとして真摯に取り組むことを繰り返して解決を積み重ねることで如何なる問題も解決できる自信が浸透している。
・誰かのチャレンジを応援するカルチャーがある。
・うまくいかず苦しい時に環境や会社、他部門や人のせいにすることは恥だと思っている(自責マインドが浸透している)。
・課題の核心に至るスピードが速い(自責マインドが浸透しているため)。
・チームとして目指すところは共通していてチームでそうなりたいと強く思っている。
・お互いをカバーし合うカルチャーが根付いてる。
・変化に強いことが達成確率を上げる絶対条件であることが共通認識となっている。
・仲は良いが言うべきことをしっかり言い合える関係ができている。
・しらけのカルチャーに対して厳しい(誇りを汚す雰囲気を嫌う)。
思いつくまま羅列しましたがいかがでしょうか。
チームビルディングの基本
ではそんなチームを作るにはどのようにしたら良いのでしょうか?
その前に少し戻ってそもそも論になりますがチームを良くするには先ず個人を良くする必要があります。
個人が良い状態というのはひと言でいうとエンゲージメントが高い状態を指します。
(エンゲージメントについては別のコラムに書いていますので是非読んでみてください)
ではメンバーのエンゲージメントが程々高くなっていると仮定して話を進めます。
・目指すゴール(将来ありたい姿)を決める!
・それを日常的な判断基準にする!
・チームとしてのルールを決める!例えば「上手くいかなくても絶対に環境や会社、他部門、他人のせいにしない」とか。
・チームが目指すゴールの手前にビジネス目標がある形を作る。
・肚落ちのする戦略でビジネスゴールを目指しつつチームのゴールを達成するために必要な能力向上が図られている状態にする。
・課題設定を素早くし問題解決を繰り返すことでチーム力が上がる練習をしていることを共通の理解にする。
このことを地道に続けていれば必ず良いチームになりますので参考にしていただければと思います。
ワークショップ やビジネスメンターではそれぞれのマネージャーが直面している環境に合わせて進むべき方向性とそこに向かうためにマネージャー自身がブラッシュアップしなければならないこと、そしてそれを身につける(習慣化)させるための訓練方法を一緒に開発することを主眼においています。
是非、お気軽に「お問い合わせ」を頂けたらと思います。
エクセレントマネジメントワークス 原田 貴之